水道の蛇口
こんにちは、島津直人です。
ひねると水が出る装置。すなわち蛇口ですが、蛇口というとやはり十字型しているアレを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかしそれも思えばとうに昔の話。
古い建物なんかだとまだまだひねるタイプの蛇口が多いですが、最近ではほとんど見かけなくなりました。
やっぱりひねるタイプはちゃんと閉まらないこともありますし、使っていないとカチカチになって動かなくなっていたりと非常に不便な点も多かったのでしょう。
最近はもっぱらレバー式、上げるか下げるかの2択で、力もほとんど要りません。これなら子どもからお年寄りまで簡単に扱えますし、きちんとしまっていないということもほぼないでしょう。
しかしこの蛇口、水を出そうと思ったら、あなたは上にあげますか?下に下げますか?
実は一昔前までは上のあげて水が出るタイプと下に下げて水が出るタイプの2パターン混在しておりました。
今では統一されたようですが、TOTOとINAXでどっちに統一すべきかという話し合いが行われたとか。
現代ではほとんどが上にあげて水を出す方式になっているはずです。
理由は単純で、地震などでものが落ちて勝手に水がでることを防ぐためということです。
重力の関係もありますが、基本的には放置しておくと下に下がってきてしまうもの。
確かに下に下げることでむしろ水が出ないようにしておくのが安全の上で良いのでしょう。
こうした日常の何気なく使っているものでも、こうしたらもっと良くなるんじゃないかという発想や検証が新しい製品に繋がっていくのでしょう。